おたよりinformation

2021年8月

梅雨明けが発表され、熱中症が心配な時期となりました。暑さに身体が慣れていない分、急激に気温が上がった日は特に注意が必要です。暑さに負けない体づくりをするためにも、ご飯をしっかりたべ、睡眠を十分にとるようにしましょう。子どもたちは暑さの中でも夢中になって遊ぶので、熱中症にならぬよう、のどが渇く前に水分補給をし、休息には十分気を配るようにしましょう。

 

熱中症

熱中症は、日射病、熱射病などの総称です。日射病は、戸外で強い直射日光にさらされることが原因で、熱射病は室内でも気温の高い場所に長時間いたために起こることが原因です。

 

熱中症の症状

日射病…顔は赤く、呼吸が荒くなります。皮膚感覚は熱く、体温が上がっても汗が出ず、めまい・頭痛・吐き気などを伴います。

熱射病…顔は青白く、大量の汗をかきます。皮膚感覚は冷たく、めまい・吐き気を伴います。

 

なぜ子どもは熱中症になりやすい?

子どもは体温調節がうまくできず、温度変化の影響を受けやすい、また衣服の着脱も水分補給も一人で行うのが難しいため、容易にかかりやすいのです。

車や家の中でも熱中症になります。特に車中では気温が高くなくても高温になるので、子どもを一人にするのは絶対に避けましょう。

 

予防のポイント

●日中は帽子をかぶって外出をしましょう。日除けのあるベビーカーも照り返しで暑くなるので、散歩はできるだけ短時間で切り上げましょう。

●炎天下での遊びは、長時間に及ばないよう注意しましょう。海や屋外プールなどの水辺でも、30分毎に日陰や涼しい場所で休息をとるようにしましょう。

●肩まで隠れる、吸湿性、吸水性に優れた衣服を選びましょう。

●水分補給には、水・お茶で十分と言われています。水分補給として糖度の高い飲み物は向いていませんので、飲みすぎには注意しましょう。

 

あせもを防ぎましょう

あせもは、おでこやひじ、首の周りなど、汗がたまりやすく、皮膚がこすれる場所にできます。アトピー性皮膚炎のある子は、症状が悪化することもあるので注意しましょう。

あせもを作らない3つのポイント

①薄着が基本

②吸湿性のよい木綿の肌着を着る

③汗をかいたら着替える、タオルでふく、シャワーで流すなどして、常に肌を清潔に

 

クーラーを上手に使って快適な夏を!

人間の体は急激な温度変化が苦手です。外の猛烈な暑さと、冷え冷えの室内…、そんな環境を行き来していると、体温調節がうまくできなくなり、体がだるくなります。

ポイント

●外気と室内の温度差は5℃までに

●クーラーの風に直接当たらないように

●寝るときは、タイマーを使って寝入りばな(30分~2時間くらい)だけ涼しく