給食だより H29年12月

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北風が冷たくなり、色づいた葉が寒そうに揺れ冬はもうすぐそこまでやってきています。今年も残すところあと一ヶ月、この時期は何かと忙しく朝晩の冷え込みや空気も乾燥してくるので風邪を引き易くなるので注意しましょう。最近では早い時間帯から暗くなってきました。今月の22日は冬至です。

冬至とは?

冬至とは最も日照時間が短くなる日の事を言います。冬至を終えると日照時間が戻っていくことから、それまで不運が続いても運気が上昇していく日と考えられています。古代では冬至は1年の始まりになっていた日でもあり、厳しい時期でも栄養があるものを食べて、翌年への健康や幸福を願ったのです。

冬至の由来は?

昔の日本は、農民が多く自給自足の生活をしていました。まだビニールハウスや養殖技術が発達していなかった時代は、寒くなると食べ物も育たず動物も冬眠して食糧の確保が一気に困難になります。無事に春を迎えられるかということを毎年不安に思いながら年の瀬を迎えていました。食糧も少なく街灯もないのであっという間に真っ暗になる冬至は、昔の人にとってはとても心細い日でした。そんな不安を払拭して気持ちを奮い立たせるため冬至の日には無病息災が祈願されその時に食べていたのが南瓜です。夏に収穫した南瓜を大切に保存してこの日に食べていたのです。現代では冬至に食べる食べ物には南瓜が有名ですが、他にも食べられていた物もあります。冬至の日を境に太陽が力を取り戻すように運気も上昇していく日と考えられていました。「ん」が2回つく食べ物を食べて、運が運ばれてくるように縁起を担いだ風習があるのです。

♦ 蓮根(レンコン)♦ 寒天(カンテン)♦ 銀杏(ギンナン)♦ 南瓜(ナンキン)←かぼちゃ

♦ 人参(ニンジン)♦ 金柑(キンカン)♦ 饂飩(ウンドン)←うどん

この7種類を冬至の七草と呼ばれていました。

幸運を呼び込む冬至の七草の他に邪気祓いとして小豆粥も食べられていました。豆は節分で鬼を祓うのに蒔く習慣が昔からあり、豆は「魔滅」を連想して邪気祓いができる縁起が良い食べ物です。小豆の赤は邪気を祓う色で、豆の中でも特別な時は必ず食べられてきました。日が少ししか差さない冬至に小豆で邪気を退けて冬至の七草で幸運を願っていたのです。小豆も冬至の七草も冬至頃まで保存が利いたり寒い時期の食べ物です。暗く寒い冬至の時期に、次の収穫まで食べ物がどんどん減っていく状況でした。そんな厳しい時期こそ、大切に保存してきた物であっても縁起を担いで乗り切っていました。

先ほど紹介した南瓜と小豆を使った「いとこ煮」を紹介します。

小豆はすでに茹でてある缶詰を使うと簡単に出来ます。

いとこ煮

<材料>

南瓜:300g 小豆:1缶 しょうゆ:大さじ1 水:200㏄

<作り方>

①南瓜を3㎝角に切ります。角をとると煮崩れしにくくなります。

②鍋に南瓜を入れ柔らかくなるまで煮ます。

③ゆであずき、醤油を加えます。

⑤落し蓋をして10分程度弱火で煮ます。

⑥火からおろし、味をなじませて出来上がりです。

お家でもぜひ作ってみてください!

◎食育について

もも組・・・南瓜に触れる(13日)

すずらん組・・・ごぼうの皮むき(12日)

さくら組・・・型抜き(19日)

すみれ組・・・南瓜の買い物・種取り(8日)

ひまわり組・・・年越しうどん(包丁)(21日)

ゆり組・・・年越しうどん(出汁取り)(21日)